- 埋伏歯(まいふくし)
- 現代人は顎が小さくなってきているため、親知らずがまっすぐに生えずに顎の中に埋まって生えてくることがあります。必要に応じて、歯を分割したり骨を削ったりして抜歯します。
- 口腔インプラント
- 以前は、歯を失うと入れ歯かブリッジしか方法はありませんでしたが、失った自分の歯と同じように使える何か良い方法はないか―ということで考え出されたのがインプラント(人工歯根)治療です。
インプラントは、歯の抜けた部分の骨にチタン製のネジを埋め込み、これを土台として失くした歯と同程度の大きさの人工歯を作る治療法です。
取り外しの入れ歯が嫌いな人やブリッジの治療をするのに隣の歯を削られたくない人は、インプラント治療が適しているでしょう。
顎がやせていてインプラント治療が無理といわれた患者様に対しても、骨移植、GBR法、サイナスリフトなどの技術で可能な限り対応しますので、お気軽にご相談ください。
※ただし、インプラント治療は健康保険が使えないこともあり、一本あたり30~40万円の治療費がかかります。 - 顎関節症(がくかんせつしょう)
- 口を開ける時カクカク音がする、口が開かない、開ける時痛い―というような症状があるときは、顎関節症が疑われます。
歯科で治療する病気は、虫歯と歯槽膿漏(しそうのうろう)に大別されますが、
これら以外にも口の中や顎には様々な病気が起こります。
例えば、
- ・口内炎が治らない
- ・親知らずが腫れる
- ・アゴが痛くて開かない
などです。
『口腔外科』とはあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、これらの病気を診断、治療する科です。
主な口腔外科疾患
- 口腔粘膜疾患(こうくうねんまくしっかん)
- 舌や頬の粘膜、歯肉には口内炎から癌まで多種多様な病気ができます。
単なる口内炎だと思って放っておいたけど、一向に治らない―などという場合には、診察をおすすめします。 - 顎骨嚢胞(がっこつのうほう)
- 顎の骨の中に膿(うみ)の袋ができることがあります。発生原因は様々です。
- 顎の骨折(あごのこっせつ)
- 顎の骨折を治療する場合、咬み合わせを元に戻す必要があります。口腔外科専門医への受診をお勧めします。
- 舌痛症
- 舌自体には何も変化がないにも関わらず、舌がヒリヒリする、痛いという病気です。中年期以降の女性に多いのが特徴です。
これらの病気以外にも口腔外科では、顎・口腔に起こる様々な病気を治療します。顎・口腔に関する悩み事は何でもお気軽にご相談ください。
また、骨折や腫瘍の治療などで入院が必要な場合には、筑波大学附属病院や筑波学園病院など口腔外科のある病院を紹介させていただきます。